ばらの香り
調布にある都立の神代植物園は、今ばらの香りに包まれた、山の高原と勘違いしそうなひと時です。
当治療室ではびわの葉製品を取り扱っております。
そのためそれに関連する人たちが来室してくることになります。
ひとつにはがん患者さんです。
恐縮ながら守秘義務があるために詳細は避けますが、この上もなくばらの好きな患者さんです。
ご縁を持たせていただいて数年になる関係上、この季節になるとばらを送りたくなってしまいます。
病んではいますが素敵な方です。
お年は召しているものの発想法は若々しく、色々な本を読む方でもあり、こちらの相談にものってくれるような方です。
一番魅力的なのは病気と自分自身をごちゃまぜにしていないところです。
まるでがんとお友達でもあるかのような生き方なのです。
戦わないというかあるがままに生きています。
ばらの香りを嗅ぐとその方と重なってしまうせいか・・・
落着きを自分に与えてくれます。