高血圧
本日は12月15日。
師走に入り一段と寒さが増しております。
身も心もお財布も暖かく過ごしたいものです。
そのためには血圧を考慮しながら生きていかなければならない方も多くおられます。
先日、身体が硬くて困っちゃうんだという事で70代男性が来室してきました。
マッサージを否定する気持ちは100%ありません。
この方は過去数年に渡りマッサージを受けてきたということです。
血圧も高く夜空の星を見るなんて首が痛くてできません。
何年もマッサージをしてきたが身体が緩んでいかないんだ という訴えでした。
最初刺さない鍼に関して、疑念の空気と否定的な発言をいただきました。
質問だけでお帰りになるのかなと思っていたら、鍼をして硬さを取ってくれと言われました。
酷い状態なので1時間掛かってしまいましたがほんわかムードの笑顔を作り出す事には成功しました。
すると今度は高血圧の薬を服用しているが、できれば飲まずに済むようにならないかという事でした。
当然の事ながら回数が必要だと伝えることになりました。
その後定期的に足を運んで下さっております。
こうした高血圧患者さんの話を伺っていると医療従事者として疑問を持ってしまいます。
140とか147とかという数字が出ています。
記憶が明白ではないのですが1999年までは162、その後賛否両論の末2004年に140となっております。
200以上で頭痛、動悸、息切れがあれば病院に直行だったと思います。
年齢を重ねていけば身体の各部が代謝が鈍くなり、血管も柔軟性が落ちてくるので心臓ポンプが高まるのは自然の摂理ではないかと考えます。
つまり年齢が重なれば血圧値が高まるのは自然の摂理です。
そして高いことより低いことのほうが問題となるということはこのブログをご覧の方ならご存知の事と思います。
一律に140とか147をこえてるからという事で薬を服用することが道理にあっているのかどうか、他人事ではなく自分自身も真剣に考えるべき課題に思っています。