頭痛
暦でいえばもう夏、季節の変わり目でしょうか
冷え性や頭痛に絡む方が目についています。
ある方が頭痛でドアを叩いてきました。
慢性疾患のようです。
売薬ではどうにもならずうちが5件目の治療室だということです。
そんなことを耳にしてしまった者として、失礼ながら面倒な方なのかなと先入観が走りました。
するとさかんにメカニズムを求めてきます。
経絡治療は陰陽のバランスをとることになります
陰の気というのは下から上にあがっていきます。
つまり陰中の陽があるからあがれるのです
この陰気は百会から陰中の陽から陽中の陰へと変化し陽気である上から下へとおりていくという自然の変化を遂げ循環しています。
この陰中の陽が弱いため発散力が弱いため陽中の陰にうまく転向できません。
結果として頭にこもることになります。
車でいえば渋滞です。
この渋滞を緩和してあげることで発散力をつけてあげることで頭痛は改善していきます。
ただし気質的疾患になっているときは除きます。
人間の身体は保守的ですので1回の治療で安定するということはまずないと考えられます。
この方の場合失礼ですが勘違いしているものと思います。
1回ですべてが解決するというのは理想ですが非現実的です。
当室で痛みはとりましたが、その場限りで終わるのか否かはわかりません。
思い込みといったら失礼ですが客観的なアングルも必要ではないかと思いました。